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試合の駆け引きと戦略・戦術 [ゲートボールの戦術]

ダブルタッチが戦局打開のカギ


序盤の展開として、1打目で赤チームは第2ゲート付近のライン際、白チームは第3ゲートの付近にボールを集めたものとして中盤の展開を考えて行きましょう。
赤チームの戦略としては、まずは早々に第2ゲートを通過させてしまい、白チームが集まっている第3ゲートを狙える位置に2打目で持っていきたいところです。



一方の白チームとしては黙って見ていては不利になるばかり。早々に赤チームの布陣を崩すために、攻撃に移りたいところですが、無謀な攻撃はリスクが高いだけ。確実に攻撃を成功させるためには、自チームのボールを使ってダブルタッチを成功させ、2打の追加権利を得て赤チームを攻撃しに行くのがオススメで、定石とも言える一般的な展開となります。


白は第2ゲート通過、赤は第3ゲート通過を狙う展開


ゲートボールは最終的には得点を競うスポーツです。ですから赤も白もゲート通過を狙って得点を稼がなければなりません。今回のような布陣になっていた場合、赤チームは2打目でできるだけ第2ゲートを通過させてしまうことを狙い、白チームの側は赤チームの陣形を崩して第2ゲート通過を赤より先んじて済ませてしまう、という展開を狙うことになります。



ここから先の展開は、戦況の変化に合わせて変わってきますので、最善手は時々刻々と変わってきます。赤側の通過が順調に進み、白側の攻撃が未遂に終わった場合、白には2番ゲートから出てきて3番ゲートを狙いに来た赤を待ち受けて攻撃するという手も考えられます。いずれにせよ、1打で簡単に狙えるゾーンに入ってきた時には確実にタッチしてアウトにする、狙うのが難しい時には2打権を取って攻撃しやすいように自チームのボールを布陣させる。その基本的な対策については変わりありません。


ダブルタッチを狙う基本布陣


中盤のカギとなるダブルタッチ。実現するためには自チームの打順を踏まえて、ダブルタッチを取らせる味方の番までに、狙いやすい位置に自チームのボールを寄せてやる必要があります。ダブルタッチを一番狙いやすいのは、自チームのボール2つがボール1つ分も空けないほどの距離で隣接し、2つのボールの間を狙って狙い打てば、自然とダブルタッチが取れる。



そんな状況にしておくのがベストです。あるいは高度なパターンとしては、スライドタッチで狙いやすい位置にするために「“く”の字」型にボールを配置するといったケースも良く取られる手です。いずれにせよ、中盤の主導権を握るにはダブルタッチもしくは通過タッチなどでの2打の追加打権が必要になってきますので、確率を上げられるように普段の練習から意識しておくことが重要なわけです。





「一抜け」は必ずしもベストじゃない


ゲートボールは第3ゲートまで通過した上でゴールポールに当てると2点が加算されます。ゲート通過が1点なのでこの2点の意味はかなり大きく、終盤戦はどのタイミングで上がるかが非常に重要になってきます。というのも、ゲートボールではやみくもに「上がり」を目指すのがベストではないからです。



確かに得点は増えますが、自チームのボールが1つ減ることになりますので、ダブルタッチを狙いやすい布陣を組むのも難しくなりますし、打順によっては相手チームに連続で打順が回ってきてしまうタイミングというのも出てきます。
コート上の戦いが5:5だったのが、一時的にせよ4:5などの数的不利になりますので、一概に早上がりが特にはならないのが難しいところです。




残り時間駆け引き


ここでゲートボールのゲーム性を高めているのが30分という制限時間です。そんなに長い試合時間ではありませんので、終盤戦は残り時間と相手との得点差をにらめっこしながら、ケースバイケースで戦略を切り替えていく必要があります。
先ほど述べた上がるタイミングにしても、残時間が10分の時と1分の時では全く違うわけで、後者では問答無用で上がってしまい、得点を増やすことがベストの選択肢になってくるでしょう。



残り時間・点差によっては、わざと上がらずに相手チームのボールが第3ゲートを通過して上がりを狙ってくるところを攻撃する、といった選択肢も有効な一手になりますので、すべては状況を見ながら手を考える必要があるのです。


10秒ルールの活用


試合時間の制限が30分と限られており、点数を競うスポーツである以上、終盤の時間をどのように過ごすのか、その点が非常に重要になってきます。サッカーなどでは遅延行為を行ったプレイヤーにイエローカードが出されますが、ゲートボールでもそうした遅延行為対策のためにか、打順をコールされてから10秒以内に打撃しない場合には罰を科せられます。




反則には、このようなゲーム性を考慮したものがいくつか含まれており、例えばこれ以外には、自分の1度の手番のうちに、同じボールに2回以上タッチしたら反則と見なされてしまいます。これも何度も同じボールにぶつけることで永遠に自分の手番を続ける無限ループ的な不正を防ぐための罰則とも言えるでしょう。





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ラインに関する戦略・戦術 [ゲートボールの戦術]

ライン際の戦略・戦術


これまでに何度か触れてきたようにゲートボールは相手チームの邪魔をしてナンボという性格を持つスポーツでもあります。ちょっとした油断でボールタッチされてしまい、ボールを外に出されてしまうということはしばしば起こってしまうものです。




それでは相手に攻撃されにくくするためにはどうすれば良いのでしょうか。単純に相手から遠くにボールを飛ばしておくという手もありますが、
ゲートと飛ばしたボールの場所との位置関係によっては、
ゲート通過を自分の手で難しくするだけといった事態に陥ってしまう危険性もはらんでいます。


そんな時にオススメなのがライン際にボールを置くことです。なぜライン際が良いのか、説明していきましょう。


ライン際の駆け引き


ライン際にボールを置くと言うことは、軽く当てられただけでもフィールドからアウトにさせられてしまうリスクが出てきてしまいます。一見、自らの手で危険性を増すだけのようにも思われてしまうかもしれませんが、ちょっとしたことでアウトになってしまうのは相手チームにとっても同じこと。



相手チームがタッチ狙いでライン際のボールを狙って来たとしても、ちょっとしたコントロールミスで自分から外に飛び出してしまうリスクが膨らみます。
綱渡りの感があるかもしれませんが、危なそうで実は安全な位置がライン際なのです。


ライン際と言っても相手ボールのすぐ近くに置いていては危険性が高いままですが、
適度な距離を取ってライン際にボールを送れるようなテクニックを

事前に身に付けておきたいものです。


攻撃側はライン際に置かれたボールをどうやって狙っていけばよいのでしょうか。
1つの回答は、先ほど紹介した付け球や、あるいはダブルタッチで有利な位置に自分(あるいは味方チーム)のボールを送り込み、狙いやすい近距離からタッチを狙っていくことです。





いくらライン際であっても、近距離からのコントロールであれば比較的容易ですから、十分に攻撃のチャンスがあるでしょう。
ほかの選択肢としては、スライドタッチで相手ボールのコート中央寄りの外周をこすってタッチするようなショットを狙うこと。



さらには相手チームのボールにぶつけて自らのボールの勢いを消して、ぴったり自分のボールだけコート内に収まるような力加減でショットできるようにする、といった対応策が挙げられます。




 


相手のボールを使う戦略


ライン際にある相手チームのボールを狙う難しさはライン際狙いのページで触れてみましたが、そういう局面におかれた時の解決策の1つとして「合わせ球」が挙げられます。よほどコントロールに自信が無ければ、リスクを負ってあえて攻め込みたいとは思わないライン際の相手ボール。



そのボールを狙うための選択肢としてスライドタッチでアウトにならないように相手ボールの外周を狙う、力加減に気をつけてソフトタッチでタッチを取りに行く、といった選択肢があります。そんな選択肢を持ちながら、非常に都合が良いことに、リスクを自分で負わずに相手チームに負わせてしまおうという都合の良い技が合わせ球なのです。


合わせ球の利点は、相手チームのボールを使って相手チームの別のボールをラインアウトさせること。この時、狙えるものなら、同時に2つのボールをアウトにさせたいものです。ビリヤードをやっている人には分かってもらえると思いますが、ボールを真正面からぶつけると、ぶつけられたボールの側にエネルギーが伝わってしまい、ぶつけるのに使ったボールはラインの外まで転がってくれません。




よほどのコントロールの持ち主でない限り、勝手に中心からは外れてくれると思いますが、同時に2つのボールをアウトにしたいのなら、少し中心から外してぶつけることがコツです。スパーク打撃でやることになりますので、多少勝手が違うかもしれませんが、スライドタッチの練習を重ねておけば自然とやれるようになっているかと思います。





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打順に関する戦略・戦術 [ゲートボールの戦術]

ゲートボールの試合は上級者同士の試合になってくると、お互いに相手チームに手出しされにくくするため、チームをある程度固めて布陣させ、攻撃に失敗した時には一網打尽にできるよう待ち構えるようになってきます。





そのような相手の懐に切り込む技としてはダブルタッチなどがありますが、2打もの追加権利を得られるシチュエーションは限られており、なかなか2打権を取るのは難しいのも確かです。
そんな時に使う戦術の1つが「付け球」です。付け球は使えるシーンが限られていますが、自分の球ともう1人のチームの仲間のボールを使って、2人だけで相手のチームに攻め込める戦術です。付け球とはどんなものか、具体的に見て行きましょう。

打順の隙間をうまく利用


ゲートボールは赤白のチームに分かれて、赤1番→白2番→赤3番→白4番→…とチームごとに交互にボールを打ち合ってゲームを進めていきます。付け球はこの打撃順に隙間が生まれた時に、そのチャンスを利用する作戦です。
例えば、白の2番がフィールドの外に出ているとしましょう。



この時、白の2番はフィールドの中にボールを戻すことしかできません。となると、赤チーム側は1番の手番になった時に本来次に来る白2番による攻撃を心配しなくて良くなります。付け球とはこのようなシチュエーションで赤の1番が赤の3番にタッチをして、スパーク打撃により赤3番を白4番以降を攻撃しやすい位置に移動させてやる技を言うのです。



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