タッチ・スタート打撃のコツ [ゲートボールの戦術]
■スタート打撃
ゲートボールはスタート打撃から始まります。
どのプレイヤーもまずはスタートラインにボールを置き、
第1ゲートの通過を目指すことになります。
第1ゲートを通過できないことには、その後のプレイが始まらず、
ゲームに勝つどころか参加することすらできません。
最悪、いつまでも第1ゲートを通過できないようであれば、
5人対5人のチーム戦だったはずのゲートボールが5人対4人になってしまうような
局面が生まれてしまいます。 その意味で、ほぼ確実に通過できるように、
スタート打撃は最も練習を重ねる必要がある技術だと言うことができるでしょう。
■通常打撃にも通じる打撃フォーム
ゲートボールの基本的なフォームは、右利きの場合、スティックを両手で握り
(右手が奥で左手が手前、右手の小指を左手に巻きつけるように軽く絡ませます)、
ボールを左足の正面前に置き、半足~一足分程度の距離を空けて構えます。
そこからスティックを振り上げてテークバックを取り、スイングしてスティックでボールを捉え、
フォロースルーに持っていくというものです。
遠くまで飛ばすようなパワーがそこまで必要なものではありませんので、
ゴルフスイングのように体重移動を気にする必要はさほどありません。
ただ、狙う方向に対して身体が正しいアドレスを取れているか、
テークバックからフォロースルーに至るまでの各プロセスにおいて、
自分のチェックポイントをいくつか用意して、普段通りのスイングができているか、
自分の中で確認できるようになるまで練習を重ねて、
第1ゲート通過できたときの正しいスイングを身体で覚えておくべきでしょう。
■確実にタッチ権を取るための正面タッチ
正面タッチとは自分の狙ったボールに対して、自分のボールを正面からぶつけて、
自球の進行方向上にターゲットのボールを動かしていくテクニックです。
狙いのボールに真正面からぶつけることになりますので、
第一ゲートを通過させられるだけの技量が身に付けば、
正面タッチは自然とマスターすることができます。
正面タッチのメリットは多少コントロールのブレがあっても、
自球と狙い球のタッチは実現する確率が高いため、タッチ権を取りに行きやすいことです。
一方で、スパーク打撃やその後の1打分の追加権利を得るためには、
ぶつけたボールをフィールド内に残しておかなければなりません。
ライン際のボールに対して正面タッチを狙った時には、
相手のボールがラインを割ってしまう恐れもあります。
それを踏まえると、ボールの軌道のコントロールよりも、
むしろボールの勢いを意のままに操れるようにパワーコントロールできるように
なっておくことが重要でしょう。
最近パワーコントロールをマスターするうえで道具選びも大切だと思いました。
練習ももちろん大事ですが、道具が自分に合っていないとどうも力の入れ具合が
うまくいきません。特にスティックの長さは個人個人でジャストサイズが
変わってきますので、マイスティック選びは重要です。